momotorakame’s blog

めざせサブ5!アラカン看護師ランナーの体いたわりランニング

足の傷が化膿したときの対処 私の失敗談と対処方法(私の場合) 

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キップパイロールとクロマイP,今回使わなかったフルコート軟膏


 傷パワーパッドのようはハイドロコロイドの創傷被覆材を貼付する時、ちゃんと傷の洗浄をしてから貼付することが大切です。

 私は創傷も専門とする看護師ですが、つい先日やらかしてしまいました。

足の皮がむけたところを水道水で洗い流すがしみて痛いので、加減して少ししか洗いませんでした。で、仕事してるとなんだか痛い。またテーピングのテープが突っ張てるのかなあと思っていたら、足を動かさなくても「ザクザク」という波動痛がある。これはやばい!と直ぐに、テーピングとハイドロコロイド材を剥がすと、朝より傷のサイズが大きくなり、まわりの皮膚が赤くなって汁がでていました。いわゆる蜂窩織炎(まわりの組織まで細菌による炎症が拡大している)状態。

 直ぐに洗浄をもう一回してガーゼをあてて帰宅。一晩は「キップパイロール」というレトロな缶にはいった白い消毒効果のある軟膏を塗っておき、朝は「クロマイP」という抗菌剤入りの軟膏を塗りました。ステロイド剤「フルコート」などの炎症をおさえるだけのものでは治りません。これで、2日くらいですっかり治りました。(一応お決まりの・・・効果には個人差があります)

*傷が化膿したときは

・傷のまわりが赤い、腫れている、皮膚が温かい、動かさなくてもザクザク痛い(脈をうつような痛み)黄白色の汁(膿)が付いていると化膿したと判断されます。特に痛みは特徴的で、捻挫や傷を受けた時の痛み方とは全然違います。

・まずは、創の洗浄で細菌数を減らすこと、消毒薬だけでは一時的なのでしっかし流水で洗い流すことが大切。(実感しました)

・傷は温めない事。炎症が助長されるので湯舟にはつけてはいけません。保冷剤を靴下の上からあててました。

・「化膿」「感染」に対応する軟膏を塗る

・症状が悪化したときには早めに皮膚科を受診する

 これはとても大切な事!ちょっとした傷からの蜂窩織炎から、深いところまで感染が進行して、大きな皮膚欠損や指の切断しなくてはならない場合もあります。特に腱や筋膜にそって一気に拡大することもあるので要注意です。私の傷も足の甲の親指の付け根にあり、表面的な小豆くらいの小さい傷でしたが、親指の先端や指を動かすときの腱にまで痛みが響いてきてたので焦りました。幸い半日くらいで響くような痛みがなくなりましたが、あと1日継続していれば皮膚科受診をする予定でした。(創傷の専門職のなので周囲からは相当笑われますが)