momotorakame’s blog

めざせサブ5!アラカン看護師ランナーの体いたわりランニング

皮膚・排泄ケア認定看護師がランニングにもって走るお薬

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ラソン大会に持って走る薬類


ラソン大会の途中でなにか体にトラブルがあったときのために、お薬関係を持って走るかたもいると思います。今までのマラソン大会時の自分の体調から私もお薬各種もって走っています。薬の種類をあらためてみると、このラインナップは皮膚と排泄が専門の看護師だからかもしれません。名刺くらいの大きさのジップロック付きのビニール袋にいれてランニングパンツの後ろのポケットやウエストポーチに入れています。

①鎮痛剤:イブA(今までよく服用していたもので、やや小粒なので飲みやすいです。足腰・筋肉が痛くなってくると脳から「もうやめよう」という指令がでて走れません。)

②下痢止め:正露丸糖衣A錠(小さいころからおなかの調子が悪いときには正露丸でした。糖衣錠は携帯しやすいし、独特の匂いがなく飲みやすいです。成人は1回に4錠と書いていますが、私は2錠にしないと後からおなかが張ってきます。おなかの調子が気になったら走れません)

③下痢止めフィルム:イストロン下痢止めフィルム(テレビのCMのように突発的にぎゅるっときて、正露丸のように効き目を悠長に待っていられないようなとき。次のトイレまでは速いスピードでは走れます。同じような薬効のトメダインの味よりこっちが飲みやすかったです(好みです)。排尿間隔も遠のきますが、口が乾くので注意!)

④胃薬:第一三共胃腸薬細粒(胃痛や吐き気などでエイドのものが食べられないようなとき。以前、なぜかエイドでチョコレートを1個つまんでから胃痛がおこり、胃薬を服用して治りました。その後の大会ではチョコレートを食べても大丈夫ですが。)

アレルギー性鼻炎用:アレグラ(花粉症でないですが、たまにほこりや寒冷刺激で鼻水がとまらなくなるときがあるので。鼻水が気になり走れません)

ハイドロコロイド材:傷パワーパッド2種類(以前、マラソン大会中に足の指の皮がむけたときに、サビオなどの救急ばんそうこうでは、ずれてしまうけど、傷パワーパッドは傷の部分が貼った上からこすれても痛くないので。応急処置なので洗浄しないで貼っておき、ゴール後に傷を洗って貼り直すと化膿しません)

⑦ワセリンのリップクリーム:大洋製薬のワセリンHGピュアリップ(唇がなぜか過敏症でいろいろなリップクリームを試してもかゆくなるので、純度の高いワセリンのリップクリームをいつも保湿+保護に使っています。これは寒さ対策や皮膚のこすれ対策で使うときにもこのワセリンリップクリームをぎゅっと絞り出して体に塗って使えます。ワセリンのチューブはかさばるから、これは便利です。最近同じようなものがドラックストアで売ってます。)

 内服薬は2~3個持参するのは、以前服用しようとたらぽろっと落としてしまったからです。

 ランニング中は体を激しく動かしているので、思わぬ副作用が出る可能性もあります。なので、自分がいつも使い慣れた常備薬から選ぶの安全だと思います。同じような鎮痛剤でも違う種類のものにしたら、ランニング中に頭がふらついたことがあります。

 一番は、これらの薬を使わないように日ごろから体調管理をすることが大切ですよね。ここ最近は「腸活」してるので、下痢止めは使わなくなりました。次回から腸活について書きます。

 走れない間、少しでも読んでくださる皆さまのお役に立つような内容にしたいと思います。

 

捻挫で走れないからプールに行こう!・・・で、反省中。

 「捻挫で安静」と言われても筋力の低下が気になりますよね。いろいろ調べていると自転車やプールでトレーニングすればよいと書いてありました。自転車通勤は継続していますが、6月に勢いで申し込んだ高野山ウルトラに対してちょっと焦ってました。

 そこで先週の土曜日、市民温水プールへ。人口の少ない地方都市ですので、ご高齢の方が水中ウオーキングしたり、10人くらいの水泳教室をしてたりとゆったりしています。私も初めはウオーキングのコースで歩いていました。・・・が、中学生の時水泳部だった血が騒ぎ、つい「50mくらいは連続で泳げる方」のコースに入り、クロール・平泳ぎとバシャバシャ泳いでしまいました。1時間程度、おそらく1kmは往復したかな?

その後、次の日は足はなんともなかったけど、2日目の月曜になるとなんだが左足の甲がだるくて痛いし、ちょっと腫れてる。

 いくら水中とはいえ、クロールも平泳ぎも足首はしっかり使いますので、安静になっておらず悪化してしまいました。クーリングとテーピング固定、安静・・・で、今日は痛みはなくなりました。

当たり前と言えば当たり前。自分のやりすぎてしまう性格と油断してしまったことにまたまた大反省です。

 今日は腹筋・背筋とプランクをして寝ます。みなさんのブログのようにランニングの報告をするために、今は我慢して治癒に専念します。

 

奥出雲の宿から素敵な連絡をいただきました

先週、捻挫で行けなかった奥出雲ウルトラおろち100Km。予約していた宿にキャンセルの連絡をして、ご迷惑をおかけしたお詫びに近所の小さいケーキ屋さんの焼き菓子を少しばかり送らせていただいていました。

 先日、宿の女性の経営者のかたから電話でお菓子のお礼とともに私の足の具合までご心配いただきました。また、同じ宿のマラソンの参加者の皆さんとも意気投合し、「来年は私も参加したい」とのこと。さらに、「すでに振り込んでいた宿泊費は返金できないけど、来年参加されるなら宿泊は安くして予約しておきますよ」。もちろん、予約させていただきました。来年こそは、このコースの名物?のおろちループを走りたいです。

 まずは捻挫をしっかりなおさないと(さらなる失敗談は次回)

 

足の傷が化膿したときの対処 私の失敗談と対処方法(私の場合) 

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キップパイロールとクロマイP,今回使わなかったフルコート軟膏


 傷パワーパッドのようはハイドロコロイドの創傷被覆材を貼付する時、ちゃんと傷の洗浄をしてから貼付することが大切です。

 私は創傷も専門とする看護師ですが、つい先日やらかしてしまいました。

足の皮がむけたところを水道水で洗い流すがしみて痛いので、加減して少ししか洗いませんでした。で、仕事してるとなんだか痛い。またテーピングのテープが突っ張てるのかなあと思っていたら、足を動かさなくても「ザクザク」という波動痛がある。これはやばい!と直ぐに、テーピングとハイドロコロイド材を剥がすと、朝より傷のサイズが大きくなり、まわりの皮膚が赤くなって汁がでていました。いわゆる蜂窩織炎(まわりの組織まで細菌による炎症が拡大している)状態。

 直ぐに洗浄をもう一回してガーゼをあてて帰宅。一晩は「キップパイロール」というレトロな缶にはいった白い消毒効果のある軟膏を塗っておき、朝は「クロマイP」という抗菌剤入りの軟膏を塗りました。ステロイド剤「フルコート」などの炎症をおさえるだけのものでは治りません。これで、2日くらいですっかり治りました。(一応お決まりの・・・効果には個人差があります)

*傷が化膿したときは

・傷のまわりが赤い、腫れている、皮膚が温かい、動かさなくてもザクザク痛い(脈をうつような痛み)黄白色の汁(膿)が付いていると化膿したと判断されます。特に痛みは特徴的で、捻挫や傷を受けた時の痛み方とは全然違います。

・まずは、創の洗浄で細菌数を減らすこと、消毒薬だけでは一時的なのでしっかし流水で洗い流すことが大切。(実感しました)

・傷は温めない事。炎症が助長されるので湯舟にはつけてはいけません。保冷剤を靴下の上からあててました。

・「化膿」「感染」に対応する軟膏を塗る

・症状が悪化したときには早めに皮膚科を受診する

 これはとても大切な事!ちょっとした傷からの蜂窩織炎から、深いところまで感染が進行して、大きな皮膚欠損や指の切断しなくてはならない場合もあります。特に腱や筋膜にそって一気に拡大することもあるので要注意です。私の傷も足の甲の親指の付け根にあり、表面的な小豆くらいの小さい傷でしたが、親指の先端や指を動かすときの腱にまで痛みが響いてきてたので焦りました。幸い半日くらいで響くような痛みがなくなりましたが、あと1日継続していれば皮膚科受診をする予定でした。(創傷の専門職のなので周囲からは相当笑われますが)

皮膚がむけたけど、テーピングしたいとき

 前回、テーピングして皮膚がむけた(びらん)と書きましたが、それでもテーピングをし続けなければならない時は皆さんどうしているんでしょうか?「テーピング時の・・・」というのは知りませんが、医療用テープ貼付時のことならわかります。なので、今回もその方法を活用しました。

 傷パワーパッドのようは「ハイドロコロイド」の製品は、ストーマケア(人工肛門や尿路変更のかたのケア)用品から応用されてきました。発汗のある皮膚に長期間ストーマ袋を貼り付けておくので、水分を吸収しつつ粘着力を維持する機能が求められたからです。 今回は、コロプラスト社の細長いタイプの「ブラバテープ」を貼ってからテーピングをしました。傷の治療にもなるし、テーピングも上からしっかり貼れます。

 但し、貼付する前に傷を流水で洗浄(温度はぬるくてよい)して、傷の細菌数を減らしてから貼らないと化膿します。傷は「皮がむけた」状態が一番しみて痛いので、洗浄が不十分になりがちです。かくなる私も今回失敗してしまいましたので、次回は化膿した時の対処方法を書きたいと思います。(油断大敵です!)

 今日は、捻挫しなかったら参加していたはずの「奥出雲ウルトラ100km遠足」の日。今頃、どこを走ってたんだろなあ。今日はいい天気だし、皆さんの完走を祈っています!

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市販のものとストーマ用品のハイドロコロイド

 

テーピングと皮膚損傷

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左足の親指に付け根の皮膚損傷(変な足をお見せしてすみません)


 テーピングをするときに、アンカーとしてテープの貼りはじめと終わりの部分の皮膚に先にテープを貼ります。なぜ、そんな面倒なことをするかというと皮膚損傷予防のためです。

 テーピングをしたことのあるかたはわかると思いますが、貼り始め・終わりの部分にテープを「引っ張って貼る」と水膨れ(水疱)や皮膚がめくれ(びらん)ます。皮膚に長時間引っ張られるような緊張がかかると表皮が損傷します。皮膚にテープを貼っておくと、皮膚に緊張がかかるまえに貼ってあったテープにが少し引っ張らるので、皮膚は痛まずにすみます。

 絆創膏は得意分野と以前書きましたが、病院でも医療用テープの取り扱いをスタッフに指導しています。そのときの鉄則として「伸びない絆創膏は伸ばさない」と説明しています。例えば、ガーゼ固定のテープを貼る時に、「巻いている医療用テープをひっぱりながら貼付してはいけません、必要の長さに切っておいて中心から外に向かって貼りましょう」などです。

 伸縮性のあるキネシオテープより、固定用の白い伸びないテーピングテープのほうが皮膚障害を起こす確率が高いので、面倒でも必ずアンカーテープは貼りましょうね!

 と、いう私も3日前にアンカーテープを超えて貼ってしまったのをそのままにしておいたために、小豆大のびらんを起こしてしまいました。本当に面目ない!

(汚い足をお見せしてすみません。親指の付け根に浅いびらんがあります。左側の×印が圧痛のある部位です。上と横はトラ吉(猫)の後ろ脚としっぽです)

湿布薬と光線過敏症

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湿布薬の注意書き


 この前、おじいちゃん先生にもらた鎮痛消炎剤入りの湿布薬には、「光線過敏症を起こすことはあるので注意」と書いてあります。

 マラソンは長時間太陽光をあびるスポーツですが、日焼けはできるだけ避ける必要があります。日焼け止めクリームをぬって対応していると思います。

 その通常の日焼けとは別に、光(主に紫外線)に反応して皮膚障害を起こしやすい物質が皮膚についていると、余計に炎症や色素沈着(赤くなったり、シミになったりする)を起こします。それが一種の光線過敏症です。香水やオーデコロンを付けた部位に光があたるとシミになる場合があります。また、レモン汁も皮膚にぬったままだとシミになります。たまに「美白目的」でレモンの輪切りを肌に乗せる方法がありますが、決して日の当たる場所でしてはいけません。

 また、この湿布の説明書きにもちゃんと書いていますが、剥がしたからと言ってその効果がゼロになったわけではないんです。

4週間は光にあたらないようにしないといけません。

忘れないようにしなくては・・・。忘れそう!